2013/05/27

便秘解消の最強武器

なんと、この年になって素晴らしい便秘解消方法を見つけました。

悲しいかな、母からの遺伝のようで、若い頃から慢性便秘症で、油断してると直ぐに便秘になる体質です。

健康は、健康な腸から、というのは良く判っていても、便秘症の人間にとって健康な腸を保つのはかなり難しい問題です。

友達から乳酸菌のサプリメントの事は聞いていたのですが、サプリメントというものに対して結構拒否反応があった為、今まで試したことなかったわけですが.......。

他の事をネットで調べている時に、たまたま乳酸菌のサプリメントのレビューを読み、便秘によく利くらしいことが書いてあったので、試しに1瓶買ってみました。

イギリス全土にあるHolland & Barrett という健康食品のチェーン店で手に入れたのが、これです。




Acidophilus という英語名ですが、日本語ではアシドフィルス菌とか好酸性乳酸菌と言われているようです。

ひとつのタブレットに2,000,000,000 の

L acidophilus
L casei casei
L casei rhamnosus

が入っているらしいです。

この製品に限ってはヴィーガン用のサプリメントで、動物性のものは一切含まれていません。

詳しく調べていませんが、日本で売っているこの手のサプリメントは、殆どが他の乳酸菌で、アシドフィルス菌のサプリメントはなかなかないようです。

他の乳酸菌のサプリメントを飲んだことがないので、比べることは出来ませんが、少なくとも、このアシドフィルス菌は直ぐに効果が出ました。

昨日の午後から、食後に飲み始めたのですが(食事中か食後に水で飲む)、今日になってなんかトイレに行きたくなるんですね。 

かと言って、お腹が痛くなるとか、ゴロゴロするとかっていうのはなく、自然にトイレに行きたくなる感じです。

こんな素晴らしいサプリメントを知らなかったって言うのが信じられませんが、何かきっかけがないと、知らないままでいる事って結構ありますよね。

慢性便秘の母にも買って行ってあげようと思ってます。



2013/05/19

ダニーボイルの Sunshine を再見して思うこと

昨日の晩、テレビで Sunshine をほぼ5年振りくらいに見ました。(日本題は「サンシャイン2057」)

公開当時、映画館で見た後の印象は、「あの怪物が登場しなければ最高の映画に成りえたのに」という、ちょっと残念感があったのですが、今回改めて見て、全く意見を変えてしまいました。

この映画は、大きいスクリーンで見ないと臨場感を味わうのは難しいと思うのですが、正直なところ、初めて見た時より、もっと素晴らしいと思ったくらい。

映像、音楽、登場人物、物語を支えるフィロソフィー、イカロス2号、そして、どこかレトロなゴールドのスペーススーツといい、全て完璧。

色々なSF映画がありますが、個人的には、「2001年宇宙の旅」以来のインパクトのある映画です。 自分の感性に合ったSF映画という事で、他の人に理解してもらいたいという気持ちは一切ありません。

監督のダニー・ボイルについては特別な思い入れもなく、好きな監督でもなく、Shallow Graveに始まり、彼の映画は結構見ているのですが、Sunshine 以外で好きなダニー・ボイル作品はありません。 ロンドン・オリンピック開会式に至っては、かなり引いてしまったくらいですから......。

この映画で、個人的にちょっと壺だった点を挙げると.......、

色恋沙汰が一切ないところ
乗組員の人種
キリアン・マーフィーの青い目
真田広之の英語



「プロメテウス」を見終わった後に、この映画とどうしても比べてしまったのですが、やっぱりハリウッドのSFは「スターウォーズ」くらいにしておいてもらいたいです。 Sunshine は、ある意味アンチ・ハリウッドな映画です。

2013/05/12

「黒いトランク」と「エンデバー」絡みのお話し

ようやっと鮎川哲也の「黒いトランク」を読み終わりました。

読み始めて直ぐにクロフツの「樽」を思い出したのですが、終盤になって登場人物の1人が、まさにそのクロフツの「樽」に似ている事件だ、って言うんですよね。(なんだよ~、この作家)

鉄道トリックが余りに難解で(鉄道オタク並みの根気が要ります)、途中で理解するの諦めました。 

アマゾンのコメントを読んでも、「メモをしながら読まないと理解出来ない」みたいな事が書いてありましたが、怠け者の私には当然そんな面倒な事は出来ませんでしたよ。

でも、横溝正史や江戸川乱歩と違い、戦後の庶民の習慣・生活がとても細かく描かれていて、それだけでも読んで良かったと思えました。

これに懲りず(?)、今度は「リラ荘」を読む予定です。


話しはイギリスのミステリーに変わりますが、週末にYouTubeにアップされているショーン・エバンズとロジャー・アラムのインタビューを聞いたのですが、エンデバー役のショーンのリバプール訛りが想像していたより強くなくて、ちょっと安心しました。(なんでかと言うと、リバプール訛りが苦手だから!) 

彼らの話しによると、「エンデバー」における、コリン・デクスターの存在はかなり濃いようで、脚本とかでも彼のお墨付きをもらってからやっているような事を言っていました。 

フォローとして、アラムが、「元々彼が作り上げた人物だから、それは当然だけど」のような事も。

4月に4回のシリーズで始まったドラマですが、視聴率の方は、回を重ねて行く度に低くなっていたので、次のシリーズが作成されるのかどうかちょっと心配であります。

個人的には、2時間の枠に詰め込み過ぎの傾向があるような。 

しかも、一度犯人の目星が付くと、それまでゆっくりだったペースが突然速くなって、あっという間に決着が付く、みたいな感じなんですよね。

ドラマについて行けない負け惜しみのようですが(........)、本当に字幕付きで見ていても難しいんですよー。



2013/05/07

Endeavour - モース警部が新米刑事だった頃設定のテレビドラマ

コリン・デクスターが創造した「モース警部」(Inspector Morse) のテレビシリーズがイギリスで大ヒットになったのは1990年代の話しですが、モース亡き後、部下のルイスが主役となるテレビドラマ「ルイス」(Lewis)も、引き続き大ヒットになったのは割と最近の話しです。 

これだけ国民の支持を勝ち得たドラマを続けない筈はないですよね。

今度は、モース警部が若い頃の活躍を描いた「エンデバー」(Endeavour)  がITVで4月から始まり、毎週日曜日の8時から10時迄2時間枠で放映されて、先日の日曜日で取りあえず4回の初回シリーズを終了しました。



               昨日早速発売になったDVDのトレイラー


元々コリン・デクスターのファンで、1980年に日本に住んでいた時は、翻訳された作品はひとつ残らず読んでました。 イギリスで初めて「モース警部」シリーズを見た時は、自分の中で想像していたモースと、ジョン・ソウ演じるモースが余りにかけ離れていて、ちょっとガッカリしたものです。 彼の部下で、いつもビールを奢る羽目になるルイスの方は、想像していたルイス像に近かったです。

ところで、この若いモースを描いた「エンデバー」ですが、かなりいいんです。 個人的には、オリジナルの「モース警部」より、こっちの方が好きです。 

エンデバー役の役者 Shaun Evans が上手い、というのもあるのですが、彼の上司役のRoger Allam もかなりいいです(彼の方がいい、という評論家が多いです)。 他にも「モース警部」でお馴染みだったストレンジやマックスも若い姿で登場し、妙に懐かしさを感じてしまうのは、このドラマの不思議なことろです。
  
ただ、プロットが難しく、一語でも聞き逃すと付いて行けなくなります。 イギリス人にさえこれですから、英語が母国語じゃない私にとっては更に難解なんです。 しかも、事件が進むと、進展も早くなって、あれよあれよと言っている間に事件が終わってしまいます。 

それでも、エンデバーとドラマが醸し出すメランコリーさに引き込まれずにはいられません。 ミステリードラマというより、エンデバーのドラマといった方がいいくらい、エンデバーの存在感が強いものになっています。

第2回シリーズが待ち遠しいですが、実際に次のシリーズが作られるのかどうか....? (是非お願いします!)

そうそう、「モース警部」の時には、コリン・デクスターが必ずどこかに登場していましたが、この「エンデバー」でも、毎回登場してました。 脚本は別の人が書いているようですが、登場人物を創造した作家として、未だにドラマに関わっているようです。 個人的には、もっと彼の作品を読みたかったので、ちょっと残念です.....。