2012/07/11

ピーター ウィムジー卿ファン必読の一冊

本をまとめ買いしようと思ってアマゾン ジャパンをブラウズしている時に、たまたま見つけたのが、ジョージェット へイヤーの『マシューズ家の毒』。

「巨匠セイヤーズが認めた実力派」という紹介文だけで、買うことを決めた一冊です。

セイヤーズの大ファンとしては当然の決断でしょう。


いや~、読んでる途中でニヤニヤしてきてしまいました。

ひとりで遺産を相続する親戚の嫌われ者、ランドール マシューズが誰かによーく似ているんです。

ただ、こちらの彼は、全てのコメントが皮肉・あてつけなので、嫌われて当り前なんですが。

とは言え、最後にステラに求婚するくだりなんか、完璧にウィムジーいってます。

もちろん、この登場人物はウィムジーのパロディーかオマージュだと思うのですが........?


登場人物の描き方も上手いし、ちょっと漫画にもなりそうなコメディーミステリーといった感じで、セイヤーズファンとしてはかなり楽しめた一作です。






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