ロンドンに1泊した夜は、ウェストエンドにある Texture というレストランでディナーをしました。
ミシュランの1つ星が付いているレストランで、お気に入りだった L'Autre Pied(シェフが変わってから行ったら、余りに塩味が強かったのでそれ以来再訪なし) や、その前にお気に入りだったGalvin Bistro de Luxe からも遠くない場所にあります。
シェフはスカンジナビア出身の人で、スカンジナビア料理の影響を受けていることでも有名です。 肉料理より魚料理が多いのも惹かれた理由のひとつ。 実は、最後まで Galvin La Chapelle か、ここにするか悩んでました。
スターターに Scottish Scallop を選んだのですが、これはまあまあ正解。 日本人として気になったのは、メニューに載っていたGinger が「ガリ」だったこと。 そのままお皿に乗ってました.........。
次がガッカリした Sea Bass
メインって大体どこのレストランでもガッカリしがちですが(私だけ?)、スターターのタイ風味付けが、ここでも発揮されていて、どこがスカンジナビア?って感じの味付け。 しかも、シャロットが甘いビネガー漬で味的にちょっと浮いてて気持ち悪かった。
このガッカリ感は、食べ物だけではなくて、レストランのスタッフも同じ。
とにかくスタッフ数が多いです。その割にはサービス係りが決まっていなくて、違うスタッフが持ってきたり下げたり。 メートルディーを筆頭として、本当にプロらしいサービス精神を持った人が欠如。 思わず他の同レベルのレストランと比べてしまいます(L'Autre Pied とか Galvin とかね.....)。 サイズとしては普通のレストランに、これだけの多いスタッフを置いて、誰一人プロらしいサービスが出来ないのは問題があり過ぎ。 どうしてミシュランが付いたのか不思議です。
そうそう、ドイツ人の女性ソムリエに、白ワインにリースリングを薦められたのですが、これが予想外に良くて、ドイツワインを見直した次第です。 私はこのソムリエは他のスタッフと比べるといい方だと思ったのですが、亭主曰くカジュアル過ぎるそうです。 それと、ソムリエ見習いみたいな男が、試飲のし過ぎで酔ってるって言ってました。
次にチーズコース。 3種類のチーズから、私はコンテだけ選びました。 但し、チーズが届くのに10分はかかったかも。 でも、このコースが実は一番良かったです。 チーズ自体も美味しかったのですが、一緒に登場した干しブドウ入りトーストや、ジェリー状のフルーツジャム、リンゴのコンポートみたいなものが、それぞれ合っていて美味しかったことと言ったら。
私の方はチーズを食べた後、お腹一杯になってしまったので、珍しくデザートをパス。 でも、デザートの前菜デザートと、最後のミントティーと一緒にマドレーヌ・マカロン・チョコレートが出てきたので、頼まなくて良かったかも。
亭主が頼んだ Icelandic Skyr のアイスクリーム。 この Skyr ってやつ、パンと一緒に最初に出てきたんですが、食感が軽くて、癖になる味でした。
再訪するかと聞かれたら、95%「ない」でしょう。 その理由は、スカンジナビアの影響を受けた料理を期待していたら、タイ風の味付けでガッカリしたことと、スタッフが良くないから。 本格派モダンフレンチの Galvin la Chapelle に行けばよかったなぁって、ちょっと後悔。