中級者向けで、他のウォークに比べても、登る山の高さが600メートル弱と低かったのが決め手になりました。
朝の9時45分に National Trust のカーパークに車を止めて、暫く景色の素晴らしさに見とれて写真を撮りまくりました。
写真に撮ったウォークはNational Trust の指定したウォークで、私たちのウォークとは別もの。
何という美しさ.....。 私たち以外はだーれもいませんでした!
最初は湖の回りのヒースだらけのところを30分くらい歩き続け、その後は農家の裏を通ってから道路を歩くことまた30分。
ここ辺りまではそれ程坂もなく順調。
余り車も通らない道路から、羊さんたちが一生懸命草を食んでいる勾配のある丘を登り始めました。
暫く登って行くと前方に山が迫って来たのですが、その余りの高さに、「まさかあの山に登るわけじゃないよね?」と、地図を片手の主人に質問(半分抗議)。
残念ながらやっぱり登らないといけないらしく(汗)、ここで覚悟を決めました。
山の名前は Tyrau Mawr(ウェールズ語なので読み方判りません!)
羊さんたちがいるのどかな牧草地を抜けると、Pony Path という石や岩の階段(としか思えない)を延々と登り続けて行きました。
私の場合、もちろん体力がないので、5メートルくらい登るといちいち一息つかないと駄目でした。
その度に後ろを振り向き、素晴らしい景色を眺めては「あぁ、ここまで登ったんだ~、私ってすごーい!」と内心感心(自己満足に浸る)。
未だシーズンではなかったせいか、登ってる人も少なかったのですが、70歳くらいのおじいさんが1人でゆっくりと登っているのを追い越した時には、何となくホッ。
登場して頂いた1人で登る白髪の紳士。
ちょこっと右端に写っているのはわたし......
この上り坂、かなり来ました。 日頃運動していない私には本当に強烈な運動です。
やっと頂上に着いたぞー!、......と思ったら、目の先には更なる頂上があり、がっかり。
先に見える更なるサミット
後ろを振り向くと、Cadair Idris(カダーアイドリス)の頂上が見えました。
カダーアイドリスの登山は、南スノードニアで一番人気があり、この日もこの山へ登って行く人たちが沢山いました。
ウォーキングの本によると、カダーアイドリスは上級者向けと出ているので、次回(!)挑戦でしょうか........?
疲れていたので、ひとまず休憩。 目の前に見える頂上を前に、手作りのおにぎりを食べました。
そして....
とうとう辿りつきました、Tyrau Mawr のサミット! 下に見えるのは、今朝のスタート地点の湖。
双眼鏡で自分達の車も確認!(この時点でカーパークに2台車が増えてました).....どうでもいい?
写真上にぼや~っと薄く見える(見えない?)のはLlyn Peninsula と Irish Sea です♪
もちろん、真下は怖くて見れませんでした(汗)
この後少し先まで歩いてから、来た道をてくてく戻って帰りましたが、最初に頂上みたいに見えた山の上で、60~70代の女性ハイカーたちのグループが、楽しそうにランチを食べていたのが微笑ましかったです。
イギリスでも山に登る人たちは中高年の人が多いです。
登りも大変でしたが、下りも別の意味で大変で、スタート地点に戻ったのは午後5時。
湖に戻って、登った山の写真をパチリ!
そうそう、登っている最中に、岩にとまっていたオスの Wheateater を見ました! 以前、Lake District でも見たことがあったのですが、やはり同じ様なロケーションだったと思います。
こんな鳥です。
山の上は風が強くて、お弁当を食べた後に寒くなって慌ててフリースを着込んだのですが、雨も降らず良い天候に恵まれ、とてもラッキーでした。
当然ながら、このあと暫く疲れが取れなかったにも拘わらず、翌々日更にウォーキングを決行し、10年間分の運動をまとめてしてしまった1週間でした。
(スノードニアその三に続きます)
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