ようやっと鮎川哲也の「黒いトランク」を読み終わりました。
読み始めて直ぐにクロフツの「樽」を思い出したのですが、終盤になって登場人物の1人が、まさにそのクロフツの「樽」に似ている事件だ、って言うんですよね。(なんだよ~、この作家)
鉄道トリックが余りに難解で(鉄道オタク並みの根気が要ります)、途中で理解するの諦めました。
アマゾンのコメントを読んでも、「メモをしながら読まないと理解出来ない」みたいな事が書いてありましたが、怠け者の私には当然そんな面倒な事は出来ませんでしたよ。
でも、横溝正史や江戸川乱歩と違い、戦後の庶民の習慣・生活がとても細かく描かれていて、それだけでも読んで良かったと思えました。
これに懲りず(?)、今度は「リラ荘」を読む予定です。
話しはイギリスのミステリーに変わりますが、週末にYouTubeにアップされているショーン・エバンズとロジャー・アラムのインタビューを聞いたのですが、エンデバー役のショーンのリバプール訛りが想像していたより強くなくて、ちょっと安心しました。(なんでかと言うと、リバプール訛りが苦手だから!)
彼らの話しによると、「エンデバー」における、コリン・デクスターの存在はかなり濃いようで、脚本とかでも彼のお墨付きをもらってからやっているような事を言っていました。
フォローとして、アラムが、「元々彼が作り上げた人物だから、それは当然だけど」のような事も。
4月に4回のシリーズで始まったドラマですが、視聴率の方は、回を重ねて行く度に低くなっていたので、次のシリーズが作成されるのかどうかちょっと心配であります。
個人的には、2時間の枠に詰め込み過ぎの傾向があるような。
しかも、一度犯人の目星が付くと、それまでゆっくりだったペースが突然速くなって、あっという間に決着が付く、みたいな感じなんですよね。
ドラマについて行けない負け惜しみのようですが(........)、本当に字幕付きで見ていても難しいんですよー。
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