2013/05/19

ダニーボイルの Sunshine を再見して思うこと

昨日の晩、テレビで Sunshine をほぼ5年振りくらいに見ました。(日本題は「サンシャイン2057」)

公開当時、映画館で見た後の印象は、「あの怪物が登場しなければ最高の映画に成りえたのに」という、ちょっと残念感があったのですが、今回改めて見て、全く意見を変えてしまいました。

この映画は、大きいスクリーンで見ないと臨場感を味わうのは難しいと思うのですが、正直なところ、初めて見た時より、もっと素晴らしいと思ったくらい。

映像、音楽、登場人物、物語を支えるフィロソフィー、イカロス2号、そして、どこかレトロなゴールドのスペーススーツといい、全て完璧。

色々なSF映画がありますが、個人的には、「2001年宇宙の旅」以来のインパクトのある映画です。 自分の感性に合ったSF映画という事で、他の人に理解してもらいたいという気持ちは一切ありません。

監督のダニー・ボイルについては特別な思い入れもなく、好きな監督でもなく、Shallow Graveに始まり、彼の映画は結構見ているのですが、Sunshine 以外で好きなダニー・ボイル作品はありません。 ロンドン・オリンピック開会式に至っては、かなり引いてしまったくらいですから......。

この映画で、個人的にちょっと壺だった点を挙げると.......、

色恋沙汰が一切ないところ
乗組員の人種
キリアン・マーフィーの青い目
真田広之の英語



「プロメテウス」を見終わった後に、この映画とどうしても比べてしまったのですが、やっぱりハリウッドのSFは「スターウォーズ」くらいにしておいてもらいたいです。 Sunshine は、ある意味アンチ・ハリウッドな映画です。

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